soarコラム用イラスト「“がん患者の家族”を経験した私だからこそ「ひとりじゃないよ」と伝えたい。がん家族セラピスト・酒井たえこさんのメッセージ」

概要

「soar」という社会的マイノリティの可能性を広げる活動をしているNPO法人の運営するメディアにて、コラムのイラストを担当させていただきました。
“がん患者の家族”を経験した私だからこそ「ひとりじゃないよ」と伝えたい。がん家族セラピスト・酒井たえこさんのメッセージ

がんになってしまった患者さんの家族をサポートするという活動があることを初めて知りました。重い病気と闘うご家族へのあたたかい言葉が詰まったコラムです。

ところで、「第二の患者」という言葉を聞いたことがありますか?患者さんと同様に、がんによって感情が揺れ動き、精神的にも負荷がかかることから、がん患者の家族は「第二の患者」といわれています。

 

わたしは、もう少し違う目線で「第二の患者・がん患者さんの看病をしている人や家族」を、「がん家族」と呼んでいます。

 

今や癌は一人で戦うものではなく、家族や友人も一緒に生活の一部として長く付き合っていくものとなっています。患者さんの家族も、瞬発的な看病だけではなく、一緒にごはんを食べ、病院に通い、笑い、時にはケンカもする。普通の暮らしに癌が入っているというイメージです。

 

だから、癌に全てを奪われている場合じゃないんです。生活は止まることなく続いているんですから。

 

しかし、看病をしている「がん家族」の中には、自分が抱えている不安・悲しみ・辛さに向き合うことができず、社会から孤立したような孤独感に苛まれている人が多くいます。「私が助けてもらうなんて」と思っていることも多いのです。